転ばぬ先の杖はいらない。転んだら起きればいいだけ

「転ばぬ先の杖は、いらないんですよ」

と、以前あるカウンセラーの先生がおっしゃいました。

「だって、そんな何もかも備えることなんて、できないじゃないですか」と。

まさに、おっしゃる通りです。

 

もちろん、計画を立てたり、試験勉強、仕事の準備、事前に準備しないといけないこともあるよ。

それは目標の実現の工程だから、しっかりやりましょう。

 

でも、必要以上の心配と保険まではいらないという意味です。

世間では、転ばぬ先の杖を持つことに気を取られ、

本質の部分が大事にされていないケースが多く、これ問題です。

お稽古やらせすぎたり、一校しか行かないのに必要以上に受験させたり、などなど。

 

そして、加えて、私は思うんです。

「転んだら、起きりゃいい」って。

 

自分が転んだなら、その時、どうしたら起きれるのか、どう起きたいのか、工夫する。

お子さんが転んだなら、その時、力になって、起きるのを見守り、寄り添う。

この過程が、人間の成長に、親子の絆に、そして、自分らしい人生を作るのに重要なんじゃないかな?

 

確かに、転んでからのケアは、デリケートだし、大変なこともあります。

でも、それを避けようなんて、実は、怠慢で、ラクしようとしてない?w

 

転んだら「その時に」寄り添い、いっしょに起きるのを手伝ったほうが

必要な形で、本人を尊重した方向を見つけられますし、

何より、本人が底力を発揮でき、自信もつきます。

 

私は、なにが一番嫌って、自分でできると信じていることにダメ出しされること。

「ダメだといけないから」「ダメなくせに」と言われたり、思われるの、イヤじゃないですか?

 

転ばぬ先の杖を持たせることは、そんなダメ出しにもなり得るんです。

「え、そんな心配されるくらい、私はダメなの?」って

かえって自信を無くしてしまいます。

 

私は、中学生の時、自分ができると思っているのに信頼してもらえなかったり、

成功したらしたで「できないと思っていたのに、できたわね」などと、

実力を信頼されていなかった時、自信を無くしました。

 

その後、自信を取り戻すのに、時間はかからなかったけれど、

ものすごいエネルギー必要とし、大人への不信感と大きな傷が残りました。

 

子どもが必要としているのは、転ばぬ先の杖ではなく、

彼らに対する厚い「信頼」じゃないかな。

成功失敗関係なく「自分の考えで動いていいんだ」と思える安心感じゃないかな。

 

だいたい、失敗って、なに?成功ってなに?

エジソンは、竹の繊維を電球に使うまで一万回の実験を繰り返したそうです。

それに対し「何度も失敗した」ことをどう思うかという質問され、

「私は失敗したことがない。ただ、一万通りの、うまくいかない方法をみつけただけだ」

と答えたそうです。それぞれの人生、それぞれのやり方を、試すしかないんです。

失敗とは、それすらチャレンジしないことじゃないかな。

 

親ができるのは、子どもがあなたを本当に必要とする時に、必要な助けをすることです。

腹をくくることです。

 

だって、足が折れていないのに、杖持たされたら、邪魔じゃない?

 


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