白髪は、やさしい抑止力。
私は、数年前から、髪を染めたり、パーマをしたり、
することができなくなりました。
とんでもないアナフィラキシーショックに2回もなって、
新しく何かを試すのは、もうごめんです。
最初は、普通のヘアダイで、
2回目は自然由来ならと試したヘナ。
特に、ヘナの方が、恐ろしい拒絶反応でした。
自然由来だからこその強さ、怖さ、
身にしみました。
自然、恐れ多い🙌
呼吸困難、高熱、全身蕁麻疹。
苦しかったし、恐ろしかった。
美容関係は、いろいろ楽しんできましたが、
いまやほぼ全滅。
シャンプーは、フランスのジョジアンヌロール
という商品を見つけて、最高でした!
いわゆる、なかなか泡立たない系のシャンプーです。
髪と頭皮が健康になればなるほど、
少量でも泡立ちが良くなるのが嬉しくて、
得意げに使っていたのですが、結構お高い。
しかも、デパートに行かないと買えないので面倒になり、
最近、MINONに着地しました。
私には、所詮、近所の薬局で買える、MINONで十分でした。笑
ここから、やっと本題です。
白髪は、そのまま。
よく言えば、後頭部にまばらに
ハイライトを入れた感じです。
でも、本物のハイライトじゃないから、
白髪は硬い。ピンと立ち上がる時もあるし、
こげ茶のフローリングに落ちていると、
自分の髪の毛なのに「気持ち悪い」。
ディズニーの白雪姫に出てくる魔女の
おばあさんを思い出して、怖いです。
白髪って、落ちてると怖いです。
自分の体の作った白髪を嫌がったら悪いな、
と思ったけど、
やっぱり毛根の死んだ髪の毛は、
「死」に近い存在だから、不気味なのかもしれないですね。
ということで、素直に、怖がることにしました。
「げ、落ちてる、きも。こわ。」って言いながら、捨てています。
キモカワならぬ、キモコワ。笑
そりゃあ、白髪は、正直、嬉しくない。
だけど、体のやることに間違いはないので、
今の体には、この白髪が自然なのだろう、
と納得しています。
体のコーディネートなら、似合っているはず。
そして、それ以上に、何がいいって、
鏡に映った白髪のある自分を見ると、
「そうか、そうだよね。
私たち、52年間頑張ってきたんだもんね。
そりゃあ、前より、疲れるわけだね」
と素直に受け入れられて、少し肩の力が抜けます。
白髪が、かなめになって、
現実、体、気持ちを繋げてくれるから、
気持ちが緩む。
多分、前ほど動けなくなって来ていることは
無意識にストレスになると思うんです。
現状を把握していないと、「できるはず」
という思い込みで、
知らないうちに、自分のできる以上の負荷を
自分にかけてしまう。
一日中、あれも、これも、と動いて、
「ああ、つかれたー」「やりたくない」
「前より動けないな」と思っている時に、
ふと鏡に映った、白髪を見かけると、
「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ。」
と、白髪は私の実年齢を、
静かで控えめに思い出させてくれる。
優しいの。
「そうだったそうだった。根を詰めすぎてた。」
って、気が付ける。
なんだ、もっと肩の力を抜いていいじゃんって、
アワアワしていた気持ちも体も、落ち着く。
52歳の体、慌てる心、焦る気持ち、
そんなアンバランスを、白髪というビジュアルが
一個にまとめてくれて、慌てる、焦るが、収まる。
すると、肝が座るのです。
私もできるだけ、健康で若々しくいたいので、
いろいろ気をつけています。
でも、そのためには、実際に目の前にある
「老い」を受け入れないと、
現実に合ったメンテナンスをできないと実感しています。
現実を知ること、受け入れることこそ、
若さの維持には大事ではないかと思います。
私もアレルギーが起きなければ、
そのまま髪を染めて、もっといろんな色にしたかったので、
別に白髪を見せていこうと言うわけじゃないです。
きっと、年齢を実感する部分は、人ぞれぞれ。
たまたま、私には、髪の毛にそういう印が
出たのだと思います。
現実を受け入れて、その時にできることをする。
それが、身の丈にあった若さかなって思います。
とにかく、最終目標は、死ぬ間際まで、
自力でお風呂に入れて、自分でご飯を食べ、
自分でトイレに行きたいです。
でも、おそらく、ものすごく長生きをしそうな私は、
それまでは、かなり時間があるので、その途中も
その時にできる、自分にあった年相応を見つけて、
十分に堪能したいです。
お友達にいただいたヘアブラシ。
梳かすと頭皮が気持ちよくて、お気に入りです🎶
頭皮、大事にしたいですね。
#白髪 #加齢 #若さ #健康
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