読書感想文の書き方(子どもの宿題)
読書感想文の宿題ってありますか?
作文や読書感想文は、あまり好きじゃない
お子さんが多いと思いますが、いかがですか?
親御さんも「ああ書かせなきゃ」って感じで、
一仕事の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
うちの子ども達は、もう大学生ですが、
小中学生当時は、私は「宿題出さないでほしいー」と
思っていました。
学校を9月始まりにして、宿題のない夏休みにして欲しい
と思っていました。今も、そう思うけど。
特に、今、大学2年生の息子は、
小中学校の頃、国語が苦手でした。
中学では、国語が嫌いすぎて、提出物も出したくないといって、
「2」をつけられてしまいました。
息子が悪いとはいえ、
親子2人で「なんかムカつくね」と言いながら、
たまに学校をサボらせて映画を見に行ったりしました。笑
でも、いまやその息子も読書好きで、
私にも本を貸してくれて、いっしょに感想を
話し合ったりもします。
高校に行ってからは、授業が面白かったようで、
語学系の教科が、全般的に得意になりました。
(どういうわけか、理工学部で数学にヒーヒー言っていますが。笑)
作文は文集に選ばれたり、国語も良い評価を頂きました。
自慢をしているわけではなく、
結局、学校と先生によるのだと思いました。(^◇^;)
ゆっくり育つ子は、ぼんやりしているようで、
心の中で、ゆっくりじっくりコトコト思いを
温めています。大丈夫です。
もちろん、国語「2」から、レベルアップしたのは、
高校の先生と、息子の努力のおかげで、
私のおかげではありませんが、
うまく作文できない時に、手伝った方法が、
多少、自信を取り戻すのに役立ったと思うので、
同じようにお困りのママさん、パパさんに
お伝えしたいと思います。
成績が上がるわけではありませんが、
お子さんが作文を書く手段の一つとして利用できるので、
よかったら参考になさってください。
ぜひ、焦らずに、親子で楽しみながら、やってみてください。
ちょっとでも、作文への苦手意識がなくなることを願っています。
①なんでも良いので、好きな本を読んでもらう。
薄くていい🙆♀️迷ったら、学校推薦図書から
選んでください。
本人が「これなら読んでやってもいい👿」
と選んだものがいいです。
②読み終わったら「何か覚えてるとこある?」と聞く。
いくつか出してもらってください。
これが要するに「印象に残ったこと」です。
単純に「覚えていることある?」と聞いた方がいいです。
くだらないことでも良し。
③②が、書いてあるところを探して、付箋します。
④付箋をした「覚えているとこ」を一個ずつ見ていきます。
⑤「ここを読んで、何を思い出したの?」と聞いてください。
連想ゲームみたいに、具体的な単語を上げてもらってください。
普通に、感想が出てくるなら、それを書けばいいのですが、
通常、作文の苦手な子は、まとまった感想は出てきません。
「どう思った?」と聞かれても、「うーん」ってなるか、
「わかんないけど、おもしろかった」
「わかんないけれど、嫌だった」「なんか、すごかった」
と作文にしにくい言葉しか出てこない。
言葉にできなくて、モヤモヤしているのでしょう。
それを具体的にするために、
「何を思い浮かべた?」「何を思い出す?」と質問します。
例えば、
少年が、広大な砂漠を歩く場面を覚えていたとします。
その場面を読んで、「何を思い出した?」と聞くと、
「像」と答えたとします。
次に、「じゃ、像って、君にとって、どんなもの?」と聞く
「大きい」「強い」など、具体的な形容詞が出てくるようになります。
それを文章につないでいきます。
「僕は、少年が砂漠を一人で歩いているところが印象に残りました。
その時に、僕は、像を思い出しました。像は、僕にとって、とても大きくて強いものです。」
という感じで。
少年の砂漠への旅が、すごく壮大なものに感じたということを
自分の言葉で表現すると、こうなるのです。
⑥次に「じゃあ、大きくて強い旅に出るのをどう思う?」と聞いて見てください。
「自分だったらどうする?」などと、
またそこから、連想してもらいます。変な単語でもいい。
一人で広大な砂漠を旅することを、お子さんはどう思っているのでしょう。
「やって見たい」「怖いから絶対にいやだ」
あるいは、こちらが思いもしない答えが、
斜め上から返ってくるかもしれません。
それこそがお子さんの感想であり、個性ですから、
次の文章として、そのまま書いてください。
そうやって、いくつかの「印象に残った部分」と「本人の感想」を
書き出していくと、読んだ本人も、内容を反芻できますし、
感想文も書きあがります。
そこから、二人で、話が脱線して盛り上がれば、
それを書いてもいいと思います。
話が膨らめば、感想文も膨らみます。
大人が思うような、気の利いたものは、できないかもしれません。
だけど、そこには、嘘偽りのない、
等身大の自分が、「今」考えられる「本音」が詰まっています。
無理に、お手本みたいな回答を誘導しないで、
ありのままの感想を大事に聞いていれば大丈夫。
それに、かなり、おもしろいです。
行き詰まったら、数日後に続きをやってみてください。
寝たり、食べたり、お風呂はいったり、遊んだり、
おしっこしたりして、リラックスしたときに、頭は整理されます。
特に、子どもは、時間を開けると、
何か思い出したり、思いつくことがあります。
自分で感じて、思ったことが文字にできると、
ちょっとずつ考える力もついていきます。
うちの息子のように、数年かかるかもしれないけれど、
最終的に、自分の思いを人に伝え、人のお話が聞けるような
力がついていきます。
このやり方は、私が作文するときに使う方法を利用したものです。
私も小中高、ずっと国語は、苦手で嫌いでした。
ただ、本を読むのは好きで、作文と読書感想文は、比較的得意でした。
ベテラン先生に気に入ってもらうことが多くて、感想文を読んだ、
怖いおじいちゃん先生が
「その本、読みたいから貸してくれますか?」
と声をかけてくれました。
その先生が、毎回、感想文を評価ししてくれて、
優しい言葉で褒めてくれたのが、
今でも文章を書く自信に繋がっています。
自分の本音を言語化するのに、役立つ方法だと思います。
よかったら、親子で楽しくやってみてください。
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