ママとパパだって生まれたて

私の住んでいるマンションでは、

近頃、幼いお子さんのいる若い家族が増えました。

うちの子どもたちもマンションに引っ越してきた頃は幼かったので、

小さいお子さんを見かけると懐かしい気持ちになります。

越してきた当時は、同年代の家族が多くて、

娘と息子の同級生がワイワイ中庭で遊んだり、

お互いの家を行き来したりして、賑やかな日々でした。


最近は、近所から可愛い鳴き声が聞こえてきたり、

ベビーカーや抱っこ紐姿を見かけたり、

あちこちで赤ちゃんが生まれた様子。


赤ちゃんが可愛いのはもちろんですが、

赤ちゃんのママとパパも皆さん初々しく可愛らしい様子です。

赤ちゃんをお世話する姿が、どこかぎこちなく不慣れなのが、

とても微笑ましいです。


初めは、なんであんなにぎこちないんだろうと

不思議に思っていたのですが、

そうか、ママやパパになったばかりだものね、

私も初めはあんな感じだったのかとしみじみしています。


すると、この間、そんなことをますます強く感じた出来事がありました。

近所を歩いていたら、抱っこ紐で赤ちゃんを前に抱えた若いママが、

向こうから歩いてきました。

思わず目がいっちゃったのが、私の正面から

スマホを見ながら、ものすごい勢いで歩いてきて、

抱っこ紐の中で赤ちゃんがぐらんぐらん、ぶらんぶらん、

上下左右に揺れてたからです。

赤ちゃんは、ママと同じ方向を向くように抱かれていて、

こちらにママと赤ちゃんの顔が見える状態に。

スマホをガン見するママの顔と

眠りながらあちこちに揺れる操り人形みたいな赤ちゃんの寝顔が上下に並んで、

ものすごい勢いでこちらに向かってくるのがあまりにおかしくて、

思わず歯を出して笑ってしまいました。

幸いママさんは、スマホを見ていたので、

笑ったのがバレなくて良かったです。


心の中で「ひえーあんなにぶらんぶらんで大丈夫なのか?」

とびっくりしたのですが、ふと自分の育児を振り返って納得。

そうだよな、いっぱいいっぱいだったよなあ。

赤ちゃんが胸にくっついていることで安心して、

ぶらんぶらんなところまで神経いってなかったかもなあ、

と思い返しました。


子どもが生まれると、自動的にママパパになるけれど、

だからって、子育てが自動的にできるわけじゃない。

どんなに心の準備をしていたとしても、

育児の仕事内容の多種多様性、自分以外の生命体に合わせる難しさ、

体や心で感じてやらないといけない職人技の必要性には、

驚きの連続です。

「これも私がやるのか?」と驚き、

暗黙の了解で「そうです、あなたがやるんです」という状況になる。


マニュアルなんて通用しない。

なんだったら、マニュアルや人の意見が

むしろ邪魔になることさえある。

余計なこと言わないでくれたら上手くいったのに、

ということもあると思います。

そして、決して終わりがない24時間7日間の労働。


初めてママパパになった時は、誰もがみんな初めての子育て。

未熟で当たり前。

だから、赤ちゃんもたくましく育つのかもしれない。


初めから抱っこがうまくできるわけもないし、

泣いている意味だってわからない。

何が正解がわからないまま、即興の連続。

ママパパも、徐々に子どもを育てながら、

親子って一緒に成長していくんだろうなとつくづく思いました。


そして、親子である限り、子どもとの関係は、

ネバーエンィングストーリーです。

結局、どの場面も毎回初心者なのです。

私も大学生のママになるのは、初めてだから、

それはそれで、新しいことばかり。

もちろん長年、親子共に過ごした分、わかることもあるかもしれない。

でも、同時に知らないことも多い。

いまだに、日々驚きの連続です。


私の育児が子どもに合っていたかどうかは、

おそらく子どもたちが巣立って何年もしないとわからないと思います。

乳幼児のママ、小中学生のママ、高校生のママ、大学生のママ、

社会人のママ、中年のママ。

そうやって、みんな、常に新しい役割を手探りでこなして、

少しずつママやパパとして成長していくんだと思います。


近所の若いママに

「もう中学生や高校生になれば楽になります?

楽そうでいいですね。」と言われた時に、

「いやあトイレも食事も自分でできるから物理的には楽になるけど、

成長したら、見守ることが多くなるから、それはそれで色々ね。

今度は他のことが起きるからね〜」

というと、「えーずっとたいへんなんですか??」ってがっかりしていました。

数年後にその方が

「何年か前に言われた意味がわかりました。

なんだか、大きくなって生意気で、もうめんどくさいんですよ〜」

とおっしゃっていて、いっしょに笑いあいました。


子育てに正解はないし、かなり長期に渡ります。

だから思うのです、逆に、そんなに気負うことはないんだと。

前倒しに手を打って、先手先手でお世話して、結果を出そうと思うから、

情報に振り回されて余計なことを考えて疲れちゃうんだと思います。


たぶん、できることはどの年代も同じで、

子どもたちを見て、必要とされた時に

寄り添えばいいのだと思います。

ただし、それが結構難しいし、別に私もうまくないんですが、

そこで、自分が踏ん張って新しいことに向き合っていくことが

己の成長に繋がることは、実感しています。


子どもが幼い時ほど、色々な情報が色々と耳に入ってきて、

周りの目も気になるかもしれないけれど、

あまり気にしなくていいことに気がつきました。

私たち親子のペースでやった時の方が、

絆が深まって全てがスムーズに行きました。

子どもも親も十人十色。

自分たちで考えてやっていけば、いい結果になると信じています。


完璧なママパパなんてどこにもいない。

みんな模索しながら、生きている。

死ぬまで、親子関係は成長過程にある。


そして、子どもたちの嬉しそうな顔、満ち足りた顔一つで、

「ああ、よかった」と報われる

他のどこでも手に入れられない喜びのある関係。

子育ては、親の方が子どもに育ててもらっているのだと

改めて感じています。


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