シルク・ドゥ・ソレイユ
初めてシルク・ドゥ・ソレイユを見に行きました。
あまりに気に入って、2回も見にいっちゃいました。
子どもの頃、フジテレビのCMから流れるお馴染みの歌アレグリア〜♪
私の世代なら(現在52歳)誰もが聞いたことがあると思います。
そして、皆あまりにCMを見すぎて、曲も聞きすぎて、
「あーアレグリアね」みたいに軽く扱ってしまっていました。
(とんでもないことでした💦大変申し訳ないです。シルクさんごめんなさい🙇♀️)
それから、数十年。
数年前、高校からの友人が、「シルク・ドゥ・ソレイユ、とても良かったよ」
と教えてくれました。
幼いお子さんのアクティビティにちょうどいいかなと連れて行ったところ、
思っていたサーカスと違って、大人も楽しめるし、すごく綺麗だったと。
その友人はセンスがよくて、辛口批評(というか、正直になだけなのですが)
彼女がいいということは、「だいぶ」良いということだなと思いました。
今度来たら行こうと思っていたら、パンデミックになってしまい、
シルク・ドゥ・ソレイユは、大勢の団員が解雇されたとか、
経営破綻したとか、悲しいニュースをたくさん目にしました。
そんなニュースを見ながら、「もう見られないのかしら。」と思いつつ、
シルクへの気持ちは募るばかり。
「もしも今度来たら、絶対に見にいこう!」と思っていました。
昨年、念願のシルク・ドゥ・ソレイユ来日を知り、
張り切って半年も前からチケット取って、子どもたちと見に行きました。
子ども、といっても二人とももう大学生なので、
「サーカスなんだけど、大人も楽しいらしいからさ、行こう〜」とお誘いしました。
普段から、私の友人の辛辣さを聞いている二人は、
彼女のお墨付きなら良さそうだと快諾してくれました。
そして、実際に観に行くと、それはもう想像以上に、本当に素晴らしかった〜
楽しくて、繊細で、優雅で、ダイナミック。
全てが、舞台も設定も、綿密で丁寧に作られているので、
繊細に心に響いてくるものがあります。質の高いミュージカルや演劇のようでした。
言葉によるストーリーの説明はないけれど、
細かい背景を背負った演者さんたちの心のこもった演技のおかげで、
全ての演目が一連の流れとして、自然とスーッと胸に深く染み込んできました。
もちろん設定を知らなくても、演技の一つ一つに圧倒されるので、
それだけでも十分に楽しめます。
ただ、見ていると、その世界観をもっと知りたくなって、プログラムを買ってしまいました。
帰宅してプログラムを読みながら、ますます、シルクへの思いが膨らみました。
私は、はじめの演目で思いがけず圧倒されて、涙がでちゃいました。
痛快にテンポよく演目は進んでいくので、しばらく演技に
涙で靄がかかってしまいました。
どんどん繰り広げられる演技を見逃したくないから、
慌てて涙を拭いたり、鼻水垂れたり、たいへん。
迫り来るようなトランポリン、熱気をモワッと感じるファイアーダンス、
可愛いクラウンたち、美しいニンフたち、迫力の空中ブランコ、
生演奏の音楽、全部全部感動。
私のお気に入りは、エアリアルのカップルの演技。二人のコンビネーションにうっとり。
パンフレットに、ご夫婦だと書いてあって、
「ああ、もう〜世の中にあんな素敵なご夫婦がいるなんて」と家で読みながら
再度感動してウルウル。
2回目も同じように泣きながら感動して、なんだったら、3回目も行きたいと思っています。
どうも、リピーターが多いようで、一緒に来た人に説明している方もいらっしゃるし、
リピーターのための割引きチケットも販売していました。
皆さん魅了されてしまう気持ちが、今はよくわかります😭
シルク・ドゥ・ソレイユは、来るたびに、演目が違うそうですが、
アレグリアはファンも多いようです。
王様が不在となった王国の分断と融合がテーマなのですが、
今回は特に、コロナや様々な社会情勢で分断した世界をつなぎ合わせるという
願いや希望を感じることができました。
パンフレットで演者の出身地を見て、ロシアとウクライナの方が
ともに美しい演技をしていることを知り感慨深く、
人間の織りなす美しさと愛に感動して、また涙してしまいました。
よくぞ、復活してくださいました!!
こんな風に、あまりの素晴らしさでメジャーになりすぎたために、
なんとなく知った気になって敬遠しているものが結構あるのではないかと思います。
何でも体験しないともったいないと思うのと同時に、
「もっともっと体験できることがある」と自分の世界が一回り広がった気がして、
これからが楽しみになりました。
今度は、宝塚を観にいってみようかな。
フィナーレは撮影をさせてくれます。
拍手したいので、写真を撮る暇がないのですが、
「1枚だけ」と2回目の時に、意を決して撮って見ました。
あわあわして色々写り込んでいる雑な写真ですが(^◇^;)
#シルク・ドゥ・ソレイユ #サーカス #アレグリア
0コメント