怒りの本当の原因は?

私は、大人になってから、プライベートな人間関係で、

「親しくなってくると、ものすごく失礼になっていく人たち」

にかなり出会ってきました。


別に悪人じゃないし、世間的には、普通の人、いい人だったりする。

でも、親しくなると、失礼になっていくから、嫌な気分になる。

いつも時間に遅れる、態度が悪い、厚かましい、八つ当たりする、などなど。

そんな態度を徐々に披露しはじめる人たち。

一旦、披露し始めると、ひどくはなっても、よくはならない。

そんな人たちを結構見てきました。

私が神経質なのもあるけれど、たぶん誰でも嫌だと思います。


今はもう、そういう人は、周りにいないのですが、

これまでは、知人、友人の中にたくさんいました。


例えば、遅刻。

当然、何か事情がある時は、腹が立つどころか、

むしろ気をつけてゆっくりきてほしいのですが、

たいていこういう人は、毎回遅刻します。

どんなに言い訳をしても、単にルーズなのは、伝わってきます。

挙げ句の果て、「他の人との待ち合わせには遅れないんだけど」、

と私のせいみたいに言われて唖然としたこともあります。

いやあ、それなら連絡しないでほしい。


一旦、そういう癖を出し始めると、態度も悪化します。

遅刻は常習化し、だんだん謝りもしなくなる。

なんだったら、早めに来ている私が悪者にされる。

だから、だんだん回数を重ねるごとに、嫌な雰囲気になる。

数回見逃すと、そういう人はますますルーズかつ態度も尊大になる。


おそらく私が、お人好しに”見える”のが原因です。

それが、その人の奥に溜まった毒素を引き出してしまう。

この人は、何を言っても大丈夫だ、なんでも聞いてくれるはず、なんでも許すだろう、と、

思われる。

心を許している、甘えているという表現をする人もいますが、

要するに、心の奥底では、人を大事にできない人です。

人を上下で見て、人を小馬鹿にします。本人は、そんなつもりはなくても。

一緒にいる限り、よくはならないので、できるだけ関わらないようにするのが

懸命です。


こういう人は、たいてい、何かしらの問題を抱えています。

自分を守ることに必死で、人を雑に扱ってしまう。

急に見捨てるのも気の毒だし、はじめのうちは、

「まあまあ、そんなに目くじら厳しくならないで。」と自分に言い聞かせる。

だけど、案の定、事態は悪化していく。

だんだん腹も立ってくるので、お手上げ、諦めるという運びになります。

相手にはっきり言うこともあれば、別に言う必要もないこともある。

おばさん同士の付き合いに喧嘩や別れ話はいらないですからね。笑


その後、しばらく抱えた怒りが燻って、ぶり返すことがあります。

時間が経つと、どうでもよくなって何にも感じなくなるけれど、

納得がいくまで、何か重たいものが残る時があります。

ぞんざいに扱われたことに多少傷ついたとはいえ、

まあ、所詮、そんなに近い人でもないし、そんなに大きな事件でもないから、

大した傷じゃない。


じゃあ、これってなんだろうと、冷静に自分に起きたことを振り返ってみると、

この残ったイライラは、相手に対してではないことに気がつきます。

そして、最終的に、

「ああ、これは、自分への怒りなんだ」ということ結果にたどり着きました。

自分が、嫌な思いをするとわかっていたのに、

そこに労力や時間を割いてしまったたことへの怒りです。

状況に甘んじて、自分自身をぞんざいに扱ってしまったことへの怒りです。

自分をどこかで責めちゃっているのです。

ああ、なんで、もっと自分を大切にしなかったんだろう。

ああ、その時間と労力があったら、もっと有意義に使えたのに、とか。


大抵の場合、こうなる予感は初めからあります。

ちょっとこの人、そんなに仲良く慣れないな、とか、

ちょっと迷惑な人になるかもというのは、

一番はじめのうちに感じていることが多いです。

ちゃんと、その人たちは、自分の人となりをそれとなく

無意識に匂わせていたのです。


最初に「ん?」って感じたのに、なんとなく流されて、

自分の勘を無視して時間も労力も使ってしまったことへの怒りが、

このくすぶった怒りの正体です。


自分を大事にしないと、結局、自分に怒ってしまう。

自分を責める必要はないけれど、失敗を反省して学ぶことはできます。

繰り返さないように、ちょっと自分を変えてみればいい。

その方が、楽になるから。


自分の感じたことをよく見える位置に、心の向きを少し変えました。

人に振り回されるときは、周りを見ているときです。

周りばかり見ていると、自分の心は二の次になってしまう。

自分を研ぎ澄ませて、自分の感覚に目を向けることが必要でした。

その方が、視野も広がります。


私も大事にしてくれる人、自分が心許せる場所を

丁寧に大事に扱いたいとつくづく思います。


以前、何かのコラムにあったフレーズですが、

「失礼には失礼で返していい」と。

ハムラビ法典の「目には目を」みたいですね。笑

おそらく、言葉の裏には、もっと深い意味がある境地だとは思うのですが、

ちゃんと読んでいなくてすみません。


私はまだその境地に行けていないので、そこまで割り切れませんが、

このフレーズを頭の片隅に置いておくと、失礼を受け取らない心持ちにはなれます。

そして、失礼な人から離れやすくなります。

そうすると、周りの人や環境が、変わっていきます。


究極の必殺技🙌「失礼には失礼を」

使い方には気をつけましょう。笑



近所のジャスミンがいい香りです🌸

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