なぜ同じもの見ても違う反応？（無知の知）

一般的に人の環境、与えられる情報の数、出会う人数の可能性って、

そんなには違わないと私は思います。

同じ人間ですから、時間が限られていますし、動ける範囲も限られてくると思います。

 

なのに、心豊かな人生、心貧しい人生、それぞれですよね。

少し違うけれど、すずめのお宿のおばあさんたちを想像してみてくださいｗ

 

自分の周りの世界は、自分の態度で変わります。

 

どういう人やモノと付き合うか、どう時間を使っているか、

取組姿勢がポイントじゃないでしょうか。

 

物事に対する態度、心根が重要なんだと思います。

その心根に惹かれ、心の豊かな人が集まるから、

いろいろ共有できる楽しい世界になる。

気持ちよくて、気の合う人って、一緒にいて疲れないですよね？

 

逆に、駆け引きしている人は、周りは奪い合いの世界になります。

自分の意思をはっきり告げず、人の顔色見ながら、相手に思いを遂げさせようとします。

会話やメールが後出しジャンケンみたいです。

言いたいことを人に聞かせて、自分からは話さないとか、お互い様じゃない関係。

そういう心根の人は、満たされることは決してなく、渇望感がすごいから、

心が貧しくなる。

周りにハッピーな人は集まらないですよね。

 

この2タイプ、同じ条件で、知らないことを知った時の反応、全く違います。

 

心豊かだと、知らないことを知った時、自分はなんて無知なんだろう。

周りが知っていることを自分はいまだ知らなかったと知り、謙虚な気持ちになります。

新しいことを素直に吸収し、分かち合う。

謙虚さがあるから、この流れの中、相手も気持ちがいい。

すずめのお宿のいいおばあさん。

 

心貧しい人は、知らないことを知ると、知らない人を見つけ、

この知識を教えます。教えるのはいいことです、素晴らしいです。

でも、たまに、人に何か教えてもらったとき、イヤな気持ちになることないですか？

いけないともいつつ、なんか嫌な気もちに。。。

 

それは駆け引きする人の

「お前は知らない、私は知っている。だから私が今は上の立場」

という気持ちがくっついているからです。勝つために教える。

負けるときは教えない。

自信がない人は、恥ずかしいと思う気持ちが強いので、それを隠したいのでしょうかね。

 

そもそも立場に上も下、勝ち負けもないんですけれど(~_~;)

彼らは立場の下剋上を勝手に繰り広げ

ストレスをためて、ヒステリーを起こします。

だから、周りから、人は離れてしまいます。

悲しく、もったいないですね。

すずめのお宿の怖いおばあさんだね。彼女は、知識を教えもしないけどｗ

 

無知の知とは、紀元前の哲学者、ソクラテスの言葉。

2017年のいま、ありふれた言葉だけど、奥が深くて、考えさせられますね。

紀元前からの知恵と、すずめのお宿と、人の心、思考は、もう昔から同じなんですね。

 

短い人生のうちに、どれだけ楽しめるか、自分を磨いて、

ベストを尽くして、がんばりなさいって、先人の叱咤激励です！！

よし、がんばろう！