おじいちゃまラガーマンの踏ん張り
最近、雨ばかり。
最寄りの駅の階段は滑りやすくて
雨の日には、足元が不安定になります。
うちの近所は、住民の年齢層が、
かなり高い地域なので
(80代オーバーが多い)
よろけたり、滑る人も多い。
皆さん、滑ると、だいたい、
「後ろに」フラッとしがち。
私も、若くないけれど、
彼らよりは若いので、
階段で高齢な方を見かけると、
いつでも後ろで受け止められるよう
張り付いてしまいます。
余計なお世話なのですが、たまに、
腕を掴んだり、腰を抑えたりして
役だったりもします。
転倒は、命取りになりますからね。
先日も、雨の日におじいちゃまが、
私の前で階段を登っていました。
心の中で「後ろは、任せて」と
思いながら登っていると、
最後の段で、その方が、
ズズっと滑って、フラッとよろけたのです。
私が、受け止めようと
グッと、下半身に力を入れて
後ろでキャッチする準備をすると、
その方は、グッと踏みとどまって
前のめりになり、
パッと「前へ」足を踏み出して、
上の段に足をかけました。
そして、とても安定した形で、
両足で踏ん張ったのです。
それはそれは、落ち着いた見事な動きでした。
何なら、よろけたのに、
かっこよかったです。
その時、目の前にぶら下がっている
おじいちゃまのバックパックのロゴを見たら、
「〇〇Rugby Team」とありました。
なんと、元ラガーマン!!
あるいは、現役ラガーマン?!
さすがでした。あの踏ん張りは鍛錬の成果。
ラグビーから来たに違いない。
もう納得の動きに感動しました。
でも、さすがに動揺されたようで、
登り切った後、いやあ驚いたと言った
半笑いの表情で、ご自分の足腰を見ながら
立ち止まっていらっしゃいました。
私は、本当は、
「お見事でしたね、かっこよかったです」と
声をかけたかったけど、
それはそれで、失礼になるとイヤなので、
気持ち微笑みながら、
心の中で「さすがです!」と
呟いて横を通りました。
でも、やっぱり、
声かければよかったかな…
とにかく、やっぱり、足腰は鍛えておくと、
自然に前に踏み出すことができるんですね。
すごく勉強になりました。
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