カウンセリングは、人の強さを引き出してくれる
私は、かつてカウンセラーさんのお世話になりました。
30代に入って慢性的な疲労感と
漠然としたモヤモヤを感じていたのをきっかけに、
「カウンセリングに行ってみようかな」と思ったのです。
しかし、その後、時折、カウンセリングルームや心理カウンセラーを
ネットーサフィンするだけで勇気が出せずに、
実際に予約を取るまで、7年間も迷い躊躇してしまいました。
かなり長いですよね、7年って。
いざ、行ってみると、一人で堂々巡りで悩むくらいなら、
もっと早く行けば良かったと思いました。
ほんと、くよくよするほど無駄なことはないと
この時学習しました。
私がフラワーセラピーを始めたきっかけの一つは、
私のようにカウンセリングへ行こうか迷っている人の
背中を押したいという思いがありました。
まずは、フラワーエッセンスのセラピーが、
ご自分に向き合うための始めの一歩になれれば良いと思ったのです。
(フラワーセラピーは、心理カウンセリングと違い、
アロマテラピーなどに近い自然療法です。
私は心理カウンセラーや臨床心理士の資格も、
カウンセリングの専門的な知識や技術も持っていません)
私は、これまで3人のカウンセラーさんにお世話になりました。
1人目にお世話になった先生は、
7年間悩んだ末に初めて通ったカウンセリングルームです。
主に母親との関係を相談しました。
2人目は、公立の小学校のカウンセラーさんに育児の相談。
3人目は、クリニックの認知療法を受けにいきました。
それぞれ1〜2年通いました。
どの時も、それぞれの状況に合わせて、しっかり効果がありました。
私の経験上、心理カウンセリングは、大変おすすめです。
私は病気ではありませんでした。
それでも、どうせ生きるなら、より良い人生にしたいと思って、
自分に向き合う方法を知りたい、
自分に向き合うきっかけがほしいと言う理由で通っていました。
どのカウンセラーさんも、快くその気持ちを受け入れてくれました。
誰でも、ためらうことなくマッサージや健康診断にでも通うように
カウンセリングにいっても大丈夫です。
「どうしましたか?」と聞かれた時は、私は始めに、
「心のメンテナンスをしたいです」
「できれば、薬とかは欲しくありません」と伝えました。
その結果、病気でもなんでもないから、薬はいらないけれど、
良かったら、心の整理をしに通ってみたらいいと言うことになって、
しばらく通いました。
体と同じで、健康なうちから、
心のメンテナンスをすることはとても有効です。
カウンセラーさんやお医者さんも、
「元気なうちに健康診断のように来てくれるといいのに」
とおっしゃっていました。
カウンセリングにいくのをためらう理由には、
「自分の悪い部分が暴かれる」「弱みを目の当たりする」「理解してもらえない」
などの印象があるからかもしれません。
しかし、カウンセラーさんは、ちゃんと全てをフラットな気持ちで
受け止めて、向き合ってくれます。だって、それが仕事だから✋
カウンセラーさんは、必ずクライアントの味方として、
あなたが元気でいることを応援してくれます。
もし、そうじゃないカウンセラーだった場合は、他を探せば大丈夫です。
気に入ったエステや歯医者さんを探すかのように気軽に。
「あっさりしている」と感じるくらいの人が、
良い距離感を保ってくれて、良い信頼関係が築けると私は思います。
カウンセリングを受けると、ものを見る角度が変わったり、
視野が広くなります。
カウンセラーさんは、あなたに意見したり、批判したりしません。
例えば、あなたの気になることにたいして、
「どうしてそう感じるのか」「あなたは、どうしたいのか」ということを
考えるために導いてくれます。
そのために、あなただけのために、あなたの話「だけ」を聞くという作業をしてくれます。
当たり前ですが、途中で意見したり、自分の話題に変えることはないのです。笑
その結果、だんだんと、
短所だと思っていたことが長所にみえるようになったり、
自分の気がついていない長所に気が付いたりして、
自分自身を最大限に活かす方法が見えてきます。
もちろん、劇的には変わりません。
でも、じわじわと、確実に効き目を表します。
劇的に変化したものは、劇的にもどりもしますが、
確実に変化したものは、確実に身につきます。
そして、自分に向き合った分、
ますます自分を大切に思えるようになります。
気がつかないうちに心の中に溜まったものをお掃除をして、
エンジンをかけてもらうような感覚です。
自分の中のモヤモヤした気持ちやネガティブな思いが消化されて、
落ち着いた状態を保てるようになると、
平常心を引き出せるようになるのです。
私は、「平常心」とは自分のベストな状態だと思っています。
クリアな視野が広がると、何をすべきか見えてくるからです。
そして、大事なのは、カウンセラー任せにしないことです。
一緒に話したり、感じたことを、自分がどう活かすかで
カウンセリングの効果は変わります。
フラワーセラピーもそうですが、
本人が心から変わろうとしていない人は、
何も変化しません。
「全部私を受け止めてくれるんでしょ?」
「なんとかしてくれるんでしょ?」
という気持ちいると、
「なんだ役に立たないじゃないか」と感じてしまうような
地味な作業の積み重ねなのです。
もし変化を求めているなら、自分が主体性を持たないかぎり、
何も変わりません。
冷たく聞こえるかも知れませんが、
人は他人を変えることはできないのです。
また、変えようとしてはいけないのです。
それは、支配だから。
もし、あなたを外から変えようとする人がいるなら、
それはとても危険なことです。
以前、知人で
「(カウンセラーが)具体的に私の気に入る答えをくれない」
と文句を言って通うのをやめた人がいました。
でも、答えは、自分で見つけるものです。どうするか決めるのは自分です。
自分で考える力を育てるのが、カウンセリングの良いところなのです。
むしろ、何かを強要するような答えをくれる人は危険です。
他人に自分の問題を解決してもらおうと思っている限り、
そこに入り込んでくるのは危険人物だけなのです。
カウンセリングなどを利用しようか迷っている方のご参考になれば嬉しいです。
0コメント