ハラスメントからの脱出 ⑨⑩リラックスできる時間を増やす
今日は、ハラスメント脱出レシピの⑨⑩です。
このブログだけでも読んでいただけます。
もし興味があれば、下にハラスメント脱出レシピとブログを添付しましたので、
よろしければ合わせてご覧ください。
⑨リラックスする、安心する時間を持つ。⑩その時間を増やしていく。
ハラスメントを受けると、本当にストレスですよね。
しかも、ハラスメントを受けている最中も十分にストレスなのに、
ハラスメントを受けていない時もその余韻でイライラ、モヤモヤするし、
次にまたいつ何をされるのだろうという恐怖や不安に苛まれるので、
肩の力を向く暇もない。
肩の力を抜こう、リラックスしようと意識すればするほど、
肩に力が入って「力を抜くために力を入れる」というような
謎めいた矛盾も生じちゃいます。
とにかく、ハラスメントから脱出するためには、
リラックスと安心が、最大の鍵なのです。
リラックスと安心感は、全ての問題を改善する万能薬です。
誰の意見にも左右されず、自分の考え方で、自分の意思でいて良い状態。
そういう時間が増えていけば、自分の本意に合わない行動を取れなくなっていきます。
ハラスメントに合っている時、私たちは、自分の意思ではなく、
誰か他の人の意思に沿って行動をとります。支配され、コントロールされています。
自分の思いと違う、自分のタイミングと合わない、人に合わせた行動って、
ものすごく負担です。
でも、それに慣れちゃっていると、負担に気がつかないで、
常にどこか緊張感のある、硬直状態が続きます。寝ても覚めても。
体は、ものすごく正直で、気持ちが硬直すれば、
みぞおちや肩もガチガチに硬くなります。
実際に、怪我もしやすいです。私は、ハラスメントにあっている期間、
よく怪我をしたし、熱や鼻血もしょっちゅう出ました。
歩いていて自転車にひかれたこともあるんです。笑
どこまで、追い詰められてるんだ!!って、あまりに馬鹿すぎて自分でも笑っちゃいます。
自分を取り戻してリラックスした状態は、その真逆です。
だから、リラックスした状態を増やして、慣れてみてください。
どれだけ自分が緊張して硬直していた体感できますし、
不本意な場面に直面すると、体が硬く緊張するのを感じられるようになります。
「うっ、私、これは嫌なんだな。」という反応を感じられれば、
危険を察知&回避できるようになります。
緊張感が必要なこともあります。
何もずっとゆるゆるしていれば良いわけではないです。
だけど、自分の能力が研ぎ澄まされる心地よい緊張感と
他人からの負の圧力により生まれる緊張感は違います。
これは必要な緊張なのか、いらない緊張なのか、
どんな時にリラックスして、どんな時に緊張するか。
自分で自分を理解して、一つずつ、自分の生活に残すのか、残さないのか
検討して行くと、またまた自分への理解が深まります。
リラックスしたいけれど、力を抜きたいけれど、
どういう風にそこにたどり着いたら良いかわからない、というのが、
ハラスメント被害者の悩みのタネになると思います。
そのために、自分の心身が緩む生活、自分が「これは私にとって心地よい」と
いう生活づくりが大事になってきます。
色々なことを試してみて、自分の色々な面を掘り出してみてください。
生活を改善する。趣味や知識などで自分の引き出しを増やす。
多種多様なことに目を向けてみてください。
意外と、今まで知らなかった新しい面が見つかります。
安心すると、新しいようで、懐かしい気持ちなると思います。
どうして良いかわからなかったら、
幼い頃に好きだったもの、心地よかったものなどを思い出してみるのがオススメです。
私は、5歳頃の写真を見ながら、自分の感覚を取り戻しました。
私は常に「お母さんに合わせないといけない」「周りの空気を読まないといけない」
「もう自分の思いは隠しておこう」と自分をコントロールして操作していました。
ただ、振り返ってみると、特にそうなったのは9歳ころでした。
私は姿勢の良い子だったのですが、
ある時、「もうダメだ。諦めよう。」と背中をガクッと丸めたのを覚えています。
それが9歳ころ。
その前は、ハラスメントに屈しながらも、「ここは私の場所じゃない。
いつかはここからいなくなる。私の居場所にいくまで自分を保っておこう。」
という強いを意思を芯に持っていました。
姿勢の良さで、いろいろはねのけている感じでした。
だけど、8歳でアメリカから日本に帰国すると、非常に苦しくなりました。
今思えば、異国の地で萎縮し緊張していた親は、ホームである日本に帰って、
それこそ安心してパワーアップしたのではないか思います。
私からすれば、慣れない日本の生活の辛さに加え、親がすっかり日本側の人になって、
向こう側にいる感じでした。
私は、アウェイ感に耐えられなくなってしまったのだと思います。
必死に孤独と戦っていました。
ぽっかりとした穴のような孤独感は、当時は説明できなかったけれど、
今でも胸に感触として残っています。
その感触を大人の私が説明すると、上記のようなことだったのではないかと思っています。
これが、第一回ガックリ期です。頑張る時期とガックリする時期の波がいくつかありますが、記憶にある初めての大きな諦めはこの時です。
ということで、私がハラスメントに屈する前、自分が自分らしかったことに自信を持てるのは、
4歳、5歳のころです。
その頃の写真をみて、自分が思っていたこと、好きだった食べ物を思い出してみました。
何か迷うと、その写真の中の私に向かって「どう思う?」って聞いてみたりして。
素直な気持ちになれますよ。試してみてください。
もう一つの方法は、映画館に一人でいくことです。
映画館にいる間は、電話も堂々と出なくていいし、
急に家族が入ってきてハラスメントに合うこともない。
ほんのり暗いから、ちょうど、気持ちも緩みやすい。
終わる時間も決まっているから、映画が終わるまで時間のことも気にしなくていい。
映画によっては、涙がでてスッキリすることも、大笑いしてスッキリすることも、
簡単に感情を解放することもできる。
カウンセラーさんに教わったのですが「涙は心のおしっこ」というそうです。
泣くと緩むし、すっきりして、ちょうど良い具合に心身が緩みます。
そんな風に、自分一人で味わえるリラックスを探して見てください。
そして、そのリラックスに慣れて見てください。
自分の生活の中にあるハラスメントや必要のないものに、気がつけるようになります。
それから、そういうリラックスした時に、人って、いい案が思いついたりもします。
私は、手ぶらで散歩、お風呂、トイレ、映画、読書などの時に、
いい案が浮かんできたりします。多分、頭が緩んで活性化するのではないかと思います。
ぜひ、そういう時間が増やせるように楽しんでみてください。
そして、誰にも邪魔されない、大事な時間として大切にしてください。
一人の時間だからといって、相手に譲る必要はありません。
用事がない時間が全部、人に与えていい時間ではないのです。
ぼんやりする時間だって、健康を維持するために必要な大切な時間ですから。
散歩の時間だからダメ。映画の時間だからダメ。と、断ってもいいのです。
「ちょっと体の調整があるので」「ちょっと家の用事で」でもいいし、
「子どもの用事で」とか小さな嘘をついたってOK。
一人の大事な時間を人に邪魔させない練習も少しずつしてみてください。
そして、そんな時間をどんどん増やしていきましょう。
硬直した時間より、のびのびした時間が多くなるように。
脱出レシピ
① ご自分が、ハラスメントにあっていると気がつく。
②ハラスメントをする人、ハラスメントのある関係から離れる決断をする。
③自分のために確実に良いと思うことをする。
衣食住を中心に、自分一人でできることを実行するのがオススメ。
例えば、早寝早起き、掃除、断捨離、運動、健康な食事など。
健康的で続けられそうなことを試して、「自己満足」することが大事。
「今日は、大して何もしなかったけど、これだけはできたな。」
と思えることがあると、小さな自信になります。
「生活」って、些細なようで、この脱出にとても大きな影響を及ぼします。
④③を続けながら
「自分の、自分のための、自分による生活」を作っていく。
無理なく続けることが大事。ぼちぼちで。
⑤これは「違うな」という感覚に気がつく。
⑥⑤「違うな」と思うものから離れる努力をする。
違和感を感じるものへの、敬意は忘れずに。
イヤであればあるほど、そおっと丁寧に扱うのがコツです。
⑦気持ちの良い睡眠(寝付きの良さ、寝覚めの良さ)を目指す。
⑧新しいことにチャレンジ。
⑨リラックスする、安心する時間を持つ。
⑩⑨の時間を増やしていく。
詳しくは、こちらのブログに。
また、以前も書かせていただきましたが、
いじめや暴力などのハラスメントにあった場合は「救急レベル」なので、
すぐに逃げてください。そしてカウンセラーや専門家に相談をしてください。
このやり方では間に合いません。我慢しないで、頑張らないで!
このレシピは、漫然としたハラスメントがある環境から抜けるためのもので、
ハラスメントに蝕まれない生活を作る方法です。
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